コロナのため延期されていた運動会が10月に開かれます。小学校では学級担任制になるため、表現演技(ダンス)も自分が担当することになります…!(そりゃそうか…。)全くつくったことのないダンスを考えるために、ダンスの研修を受けてきました。
ダンス
運動会でよく披露される「ダンス」。これには、いろいろな種類があるそうです。また、小学校では、ダンスを通して、「律動の快感」を味あわせたい。とのことでした。つまり、振り付けをきっかけとして、リズムなどに乗って体を動かす楽しさを感じられるようにしたい。ということのようです。
非定型ダンス | 表現形ダンス | 表したいイメージを自由に工夫する |
リズム系ダンス | リズムに乗って、友達と関わって自由に踊る | |
定形ダンス | フォークダンスなど | 動き方に一定のルールがある |
上の表のように、非定型ダンスと定形ダンスとに分けることができるそうです。その2種類のダンスを1曲の中に組み入れた、「1曲使い型」のダンスの指導方法を学んできました。
作品づくりのために気をつけること
選曲
選曲方法にもいろいろな手段があります。誰もが知っている曲から、現在の流行、アニメや映画の主題歌、親世代の青春曲など、様々な曲から選ぶことになります。
歌詞のある曲であれば、歌詞の意味を理解しておくこと、BPMは120~140がおすすめだそうです。
振り付け
自由に踊るためのきっかけとして、振り付けを考えるようにします。例えば、手拍子なども、体の横でするように指導していても、体の横でしなければならない必然性がなければ、自然な動きで子どもが自由に工夫する余地があるそうです。
また、動きの中に、ゲームや遊びの要素を加えると、毎回楽しく活動ができます。確かに、授業で何度も練習する上でも、全く同じにならなくて、飽きが来にくいように思います。
苦手な子どもも安心して取り組めるように、歌詞やメロディーの特徴とダンスをリンクさせたり、動き始めはいつも右などのルールを決めることもできます。
複雑すぎる動きや、早すぎる動き、流行曲の完コピなどは、目的とあっているかを考えて取り入れるようにします。
人数を生かした表現方法として、対比、対応、対立、対極、おいかけ、時間の変化、繰り返し、無音、静止などがあります。広く会場を使うことも効果的です。
衣装
小道具・衣装のサイズ感、色などによっても、見栄えが異なってきます。
「1曲使い型」のダンス
「1極使い型」では、1つの曲の中に、「振付」や「自由表現」を全て入れ込みます。具体的には、イントロで移動、Aメロやサビは振付、間奏で自由表現などと曲を分割することで、1曲の中で全ての動きを組み込むことができます。
自由表現は、子どもたちに自由に動きを選択する幅を与えることができるので面白いと感じました。また、振付部分は、体育の授業のはじめのほぐしの運動として取り入れることで、無理なく練習することができます。
運動会に向けては、ダンスの指導とは別で、「段取り(どこに動くかの指導)」と「練り上げ(全体の底上げのための指導)」が必要になるので、その見通しも必要です。