『「みんな」の学級経営』という本を読んでいます。そこに当番活動と係活動の違いが書いてありました。不勉強なもので、今までその違いを知りませんでした。2学期以降に生かしていこうと思います。ちなみに、当番活動と係活動については、学習指導要領の解説にも書いてありました。ちゃんと読んでおこう…。
係活動は,学級の児童が学級内の仕事を分担処理し,児童の力で学級生活を楽しく豊かにすることをねらいとしている。したがって,当番活動と係活動の違いに留意し,教科に関する仕事や教師の仕事の一部を担うような係にならないようにすることが大切である。
【特別活動編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 p.71より引用
当番活動
当番活動は、委員会活動にもつながる、誰かがやらないければならない仕事です。掃除当番や給食当番、日直当番など、輪番で回すことになります。教師がその必要性を認識した活動であり、責任を持って子どもが実践できるように指導をしていくことになります。
係活動
係活動は、クラブ活動にもつながる、誰かがやることでクラスが楽しくなり、工夫ができる仕事です。子どもたちの発意や発送を大切にした創造的な仕事を行うことになります。そのため、徐々に子どもたちに当番活動と係活動の内容を区別できるように伝えるとともに、係活動の仕事の種類も子どもから出るように促します。
この2つの違いを意識すると、宿題のチェックや並び替え、各教科の仕事は当番活動に該当するもののように思われます。自分のクラスでは少人数のグループで班長を決めていますが、これも仕事の内容によっては当番活動になります。区別をしていきたいです。
参考:安部恭子, 稲垣孝章『「みんなの」学級経営 伸びる・つながる小学2年生』(2018) 東洋館出版社