くっつきマスコット
くっつきマスコットを2年生で作成しました。磁石を使って、紙粘土の作品をくっつける造形です。大きさや磁石を入れるところなどに造形の技術が必要でした。
新指導要領から加わった題材らしく、それほど指導案はインターネット上に公開されていません。教科書付属の指導書を見ながら授業を構成しました。今回は全4時間で、
導入・計画(1時間)→制作(2時間)→鑑賞(1時間)
で行いました。
制作は1時間の予定でしたが、予想以上に時間がかかり急遽追加でもう1時間取りました。紙粘土を使った授業ではその日のうちに完結させないと粘土が乾いてしまうので難しかったです。
導入・計画の段階で
①磁石を使ってくっつくことの面白さを生かした作品にすること
②どの角度から見ても立体の作品になるようにすること
を評価としてみることを伝えました。4色の紙粘土が付属しており、色を変えることもできましたが、今回はその点は評価に入れていません。
支援(造形)
以前の「ふしぎなグアナコ」と同様に、立体造形を作るのは難しい子どもも多かったです。絵にかくのとは違った技能が求められるようです。計画を作品にできるような指導技術を身に着けたいです。
また、今回は磁石を埋め込むことも難しかったです。私が作った作品(写真)のように、磁石が表面に見えてしまっては作品にならないものは、特に難しいです(自分でも苦労しました…)。磁石を付ける場所やそれを含めた作品の作り方も指導できると良かったです。具体的には、設計図の段階で、どことどこに磁石を入れるのか(もしくはボンドでくっつけるのか)、を赤えんぴつなどで示すようにすると、「どこがくっつくか」が分かってより見通しを持って作品を作れるように思います。小学生(特に低学年)への指導に対しては、自分がやってみて、子どものつまずきを予想して事前に対応を考えておけると良いと感じました。