今回も教員の仕事術の本の紹介です。プールの授業は行われるそうなので、その準備もしないとなと思いながら読みました。TOSSランドというページにはたくさんの実践事例が載っていると知ったので、参考にもしていきたいと思います。
指導法
1.プール開き:向山式
笛短く3回:入水・両足・前むく
→黙ってできるまで繰り返し
「フエの前に心の準備」をしようと声かけをする
けのび・ばたあし・クロール(手)・クロール・平泳ぎ(足)
TOSSの向山洋一先生の実践方法とのことでした。プールの授業は指示が通りにくくなる、事故が起こると命に関わるといった面もあるので、はじめにルールを明確にしておきたいです。
2.TOSSランドのページを活用する
様々な授業の指導法やヒントがまとめて掲載してあるサイトです。TOSSという教員団体が運営しているようです。存在は知っていましたが、あまり見れていないので、授業の参考にしていこうと思います。
3.少しずつ行動を変化させていく・褒めて伸ばす
生徒指導のイメージです。スモールステップという言葉を聞くこともありますが、信頼関係をつくるとともに、少しずつハードルを上げて望ましい行動になるように指導をします。また、できていないことよりもできていることに目を向けて伸ばしていきます。…頭では分かっていてもなかなか実際にできないのが難しい…。
4.空白の時間を作らない
特に低学年だと重要だと感じています。早くできた子・ゆっくりな子ともに何かの作業ができるように、空白の時間を作らない工夫を授業や学校での場面でつくります。(例:テストが早く終わった人は読書など)空白の時間ができてしまうと、隣の人と話す→周りも影響を受けてザワザワする→指示が通りにくくなるといった悪循環が生まれやすくなります。見通しと空白の時間を作らないようにしたいです。具体的な方法は読書やプリントなどになると思います。
時間術
1.テスト採点のコツ
名簿を用意する。休んでいる子どもの名簿に色を付ける。100点以外の子どものみ帳簿に記録する。
低学年だと100点の子どもが多いのでこの方法が使えます。他の本にも書いてあるので有名な方法かもしれません。
2.セットで仕事を行うシステムを作る
これも他の本にも書いてある内容です。自分の靴を生徒の靴箱の近くに置くことで毎日チェックする。教室へ行くときに特別支援教室を通るようにしてコミュニケーションを取るなど、普段の行動にプラスアルファでもっと工夫ができます。
見通し
1.成績処理は子どもにアンケートをとる
成績をつける前に、総合や普段の学校生活でがんばったことを子どもに書かせて、その内容を参考にして成績をつけます。
2.学期末の片付けは早めに知らせる
いつ何を持って変えるか前もって伝えておくと片付けが無理なく行なえます。これも見通しに関係することです。
参考:小野隆行『先生を救う時間が増えるシンプル仕事術』(2020)学芸みらい社