最近教員の仕事術の本をたくさん読んでいます。これは自分が小学校に異動して、仕事の仕方が少しずつ異なっているからです。土日が休みのことが多くなったので、毎週末のように図書館に行き、週に何冊かを読んでいます。今のところの目標は、たくさん読んで、自分もできそうな内容を多く蓄えておくことです。そのため、仕事術の内容をまとめたこのシリーズは、自分が実際にやってみようと感じたことのメモ書きのようになっています。また、先日投稿した、朝の提出物のあつめ方のように、仕事術の本によってテクニックがちがうこともあるので、試してみて自分にあった方法はここでも書いていこうと考えています。
今回は、大前暁政『忙しい毎日を劇的に変える仕事術』を読んでみました。『残業ゼロで、授業も学級経営もうまくなる! 若手教師のための「超」時間術』よりも、テクニック的な内容が多く盛り込まれていました。
1.時間を区切る
他の仕事術の本にも書いてありますが、仕事をする際にどれくらい時間がかかるのかを見積もって、タイマーなどで図りながら仕事をすることが勧められています。それでも今回ここで書いた理由は、休日の2時間なども区切るという考え方が自分にとって大切かと思ったからです。休日に授業の内容を考えて教材まで準備しようと思ったときに、ついつい教材を調べるのに時間を使いすぎて3時間かかったり、時間内に終わらなくて後日に回してしまうことがありました。教材調べは際限なくできてしまうので、どこかで区切りをつける必要があります。あらかじめ時間を決めてしまうとその時間内で探せる内容で教材を準備できます。
2.テストの採点はその場で行う
これも他の仕事術にもあったのですが、テストの採点はその授業の中で終わらせることを目標にします。
そのための手段:
①子どもの学力を高め、採点が楽になるようにすること
②テスト時間は静かにするようなシステムを作ること
→10分解く・質問タイム・補充プリントor読書
③帳簿へのメモの仕方を工夫すること
→欠席の子を枠で囲み、100点の子は記入しない。それ以外のみを記入する。
その場でテストを返却できれば、子どもへのフィードバックにもなります。
3.会計のシステムを確認する
今年度は急遽会計の担当もすることになるので、気になって読んでみました。全体像を把握して、マニュアルを作っておく。学期末には同僚の教員に確認する。といったことが書いてありました。早速引き継ぎをはじめていきます。
4.毎日日誌を書く
毎日20分ほどの時間を取って子どもの様子や授業の内容を記録していきます。こうすることで子どもの変化に気づくことができたり、時系列に沿って書く能力も向上します。自分自身がまだ温かみのある文章を書くことが得意ではないので、実践していきたいと思っています。
5.授業の組み立て方と、発問、記録のとり方を勉強する
授業内容が深く面白くなるためのヒントです。まだこれをできるレベルまで到達していませんが、夏休み頃には、毎日の日誌の中に授業の記録を取っていきたいと考えています。
大前暁政『忙しい毎日を劇的に変える仕事術』(2010)学事出版