お釈迦様の指

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教育実習で、担当の先生から聞いた話を思い出すことがあります。その中の一つが「お釈迦様の指」の話です。有名な話なので聞いたことがある人もいるかも知れません。

それはこんな話です。あるとき、お釈迦様が天上から人間の世界を見ていた。男の荷車が、ぬかるみにはまって動かなくなっている。誰も助けに来てくれない。自分でやるしかないと、その男が渾身の力を込めて荷車を引いたとき、お釈迦様が見えない指でポンと押して助けてあげる。お釈迦様は「私が押した」とは言いません。困ったときに助けてくれると思わせるといけないからです。

https://toyokeizai.net/articles/-/3922

1日の反省の時間に、突然この話を聞いたときは「どうして今この話をするのだろう」と思っていました。時間が経っても忘れないことを思うと、どこかに引っかかっているのだと思います。子どもが一生懸命成長している、学んでいる横で、気づかれなくてもポンと手助けができる、そしてそれが子どもの自立につながる。一つの理想の姿なのかなと感じました。

リンクの記事は、小学校の教員をしていた有田和正さんが書いたです。学ぶことは真似ること、面白いところから教えられるようにするなど、短い記事ですが大切なことがまとめてあります。

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