通訳案内士の勉強でユネスコ無形文化遺産も時折出題されます。参考資料には最新のデータがないときもあるので、自分でも調べてみました。2021年度に新たに認定された場所は日本にはないようです。
ユネスコ無形文化遺産とは
「無形文化遺産の保護に関する条約」(無形文化遺産保護条約)は,グローバリゼーションの進展や社会の変容などに伴い,無形文化遺産に衰退や消滅などの脅威がもたらされるとの認識から,無形文化遺産の保護を目的として,2003年のユネスコ総会において採択された。この条約によって,世界遺産条約が対象としてきた有形の文化遺産に加え,無形文化遺産についても国際的保護を推進する枠組みが整った。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/mukei_bunka_isan/
上の条約に基づき、日本では2008年に「能楽」「人形浄瑠璃」「歌舞伎」の3つが制定され、2022年現在で22こが登録されています。
日本の無形文化遺産
無形文化遺産 | 文化庁
無形文化遺産の保護に関する条約の概要等を掲載しています。
2020年に認定されたもの
最新のものは2020年に登録された「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技」です。
木や草、土などの自然の素材を建築空間に活かし、修理もしながら再利用できるようにする技術が登録されたようです。
また、まだ登録されてはいないものの、提案中のものとして「風流踊」と「伝統的酒造り」があります。風流踊りは2022年末には審査があるそうなので、もしかするともう一つ増えるかもしれません。