Twitterでも有名な「めがね旦那」先生の「居心地の悪くないクラスづくり」を読みました。時間を大切にしながら子どもの力を伸ばすために先生が考えていることがたくさん示されていました。
「〇〇嫌い」がないようにする
様々な教科の指導例を書いていましたが、その中でも特に印象にのこったのは、「〇〇嫌い」を作らないようにするという配慮でした。
一旦何かを嫌いになってしまうと、好きになるために大変なエネルギーを必要とします。「嫌いではないし、まあいいかな。」くらいに思っていると、その教科を教えるのが得意な先生にあたったときなどに、その魅力を感じることができます。
「嫌い」にならないために、抑えておくべきポイントとして、学習指導要領を見てみることもすすめられていました。学習指導要領は基本的で重要なことがまとめてあり、非常に参考になります。
子どもと教員の時間を大切にする
例えば休み時間など、教員が子どもの時間を奪ってしまってはいないでしょうか。〇〇したほうがよい。〇〇しなさい。といったことを休み時間に入れてしまうと、子どもも教員もやることでいっぱいになってしまいます。ただでさえするべきことが多く、余白が少なくなっている昨今です。子どもの時間も教員の時間も大切にしたいものです。
教員の時間という点で、定時に帰宅することもめがね旦那先生は徹底しているそうです。それに加え、休憩時間も取るようにされているとか…。勤務している場所の状況によってはイメージしにくい部分もあるかもしれません。ただ、教員の意識として、勤務時間についての認識を持っておきたいと感じました。
授業の型を決めておく
子どもが授業に見通しを持てるように、授業の型をつくることも提案されていました。例えば国語では、漢字、ノート、音読など、いつも同じような流れで授業を行うことで、見通しや目的を持って授業に臨むことができます。
算数では個別に学習する時間を多くとる、社会では調べ学習をできるように指導するなど、大枠を決めておくと授業がしやすくなるそうです。