英検二次対策を考える~準二級~

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知り合いにお願いされて英検の二次対策をします。むかし塾講師時代に英検の二次対策をしていましたが、久しぶりなので問題も調べてみました。ポイントは個人の感想です。

英検二次

英検の二次試験は面接形式です。(最近はオンライン形式の試験もあるようですが、個々では従来型についてまとめます。)準二級は高校生レベルの英語の運用能力を図るテストになります。

一般的に、日本で学校教育を受けている場合、普段から英語の授業があります。それでも、実際にどれくらいのスピーキング練習をしているかは、学校の実情によって異なる可能性もあります。その点で、面接形式の試験となると不安に感じる人も多いようです。

ただ、普段からスピーキング練習を十分にしている場合は、それほど気負わなくても大丈夫でしょう。落ち着いて、できることを十分に発揮してきてください。

流れ

大まかな流れは、下のとおりになります。

  1. 入室し、簡単な挨拶をする。
  2. パッセージを音読する。
  3. 二枚のイラストに関する問題に答える。
  4. 英語で自分の意見を答える。

詳しくは公式サイトを見ると流れがわかります。特に、バーチャル英検では、イメージがつかみやすいので、面接試験が初めての場合は一度見てみると良いでしょう。(かなりシュールなアニメですが…。)

準2級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検準2級の試験内容をご紹介するページです。一次試験、二次試験それぞれに求められる能力と検定形式を掲載。受験前の目安としてご利用ください。

試験内容も細かく示されています。

準2級の試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検準2級の試験内容をご紹介するページです。一次試験、二次試験それぞれに求められる能力と検定形式を掲載。受験前の目安としてご利用ください。

ポイント?

公表されている情報を見ると、試験としてはこうなるよねと感じるところを書いていきます。

入室はリラックスして

面接、しかも英語で…となると非常に緊張してしまう人もいます。まずはリラックスして取り組みましょう。May I come in?と言ってから入室しましょうなどと書いてある場合もありますが、言い忘れたからとしてもそのまま不合格になるわけではありません。

もちろん、そのような細かい英語の運用能力も重要なので、考え方の目安としては、「自分が英語を実際に使う状況になったときに感じが良い人と思われる行動をすること」です。

入るとき、出るとき、細かい動きの際の一言や、アイコンタクトなどを適切に使っていきましょう。

音読は普段の練習が出る:リズムと分かりやすさを考えて

個人的には普段の勉強の際から音読を重視してほしいと考えています。そして普段から練習していれば音読はそれほど気にしなくても良い部分です。

テストに向けたポイントは、「聞く人に分かりやすく話す」ことです。英語のリズムであったり、まとまりであったり、発音であったり、様々なポイントがありますが、本来の目的に立ち返って「分かりやすく」話しましょう。

自分で録音してみるのも良い練習になると思います。

イラスト問題は出題の目的を考えて

突っ込んだ内容になりますが、イラスト問題は「行動」と「状況」を説明する問題になります。ここでは、意図にあった言語形式を活用できるのかをみています。問題の中で、すべての形を揃えるほうが良いです。

「行動」といえば、現在進行形です。バーチャル英検をみると、単語レベルの並列構造でよいので、分かる内容をどんどん話していきましょう。5つも言えれば十分でしょう。おそらく過去形の問題などは出題されないと思います。

「状況」は、現在形か過去形です。時制の一致を意識しましょう。1枚の絵から簡単なストーリーを組み立てていきます。「男性(女性)は〇〇したかった。でも、〇〇があってできなかった。」のような、組み立てになると思います。The man wanted to XXX, but he cannot. Because, XXX.

意見の問題はまずは話す

自分の意見を答える問題が2問出題されます。これについても、公式に示されています。

1問目は、カードのトピックに関する質問です。パッセージ音読で、環境問題を読んだのか、教育問題を読んだのかなどを覚えて、余裕があれば使われていた単語や語句を頭の片隅に入れておくと良いでしょう。やや固い内容になると思います。

2問目は、日常生活に関する問題です。こちらは何が問われるか幅広く、予想がつきにくいです。

いずれの問題も、わからなければ「May I ask you pardon?」や「Could you say again?」などの表現で聴き直してみましょう。

また、まずは自分の意見をはっきりいいましょう。Yes/Noを伝えてから、その理由や詳細を話していきます。

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