ギター大好きみんな集まれギターコンペティション

brown acoustic guitar on floor near wall insider room Classical Guitar/クラシックギター
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ギター大好きみんな集まれギターコンペティションの地区大会がありました。クラシックギターのコンクールには初の出場となりました。コンクールで評価される側に立つのは初めての経験でした。

会場

駅からそれほど遠くないホールが会場でした。普段ギターを演奏していてもホールで演奏することは殆どないので、良い経験になりました。

本番の前に10分間ほどリハーサルの時間があり、本番のステージで演奏をすることができました。ステージ上で弾いてみると、音の響きや伸びが普段よりもきれいで、このような場で演奏できることはありがたいなと感じました。

演奏

バーデンジャズ組曲の第3番、ロンドアラサンバを演奏しました。演奏を始める前、ステージに座るまではそこまで変な緊張感がなく、リラックスして本番に臨めました。

ただ、演奏を始めてみると状況が変わってきました。普段はミスをしないところでのミスがたくさんあり、演奏を最後まで続けるので精一杯でした。焦っていたわけではないように感じますが、なぜかうまくいかなかったという感想です。

帰り道でも考えてみました。技術的にも精神的にも安定してきて、本番前の「変な」緊張感がなく演奏までできたところは成長だと感じました。一方で、「変な」緊張感がなかったぶん、心の準備が不十分な状態で演奏を始めてしまったため、普段には無いミスが多かったように感じました。今後に向けては、演奏に向けて気持ちを持っていくことと、心のゆとりをもって演奏できるようにしていきたいと考えています。

結果・講評

結果は銀賞でした。金賞であれば出場できた全国大会には出場できません。残念な気持ちも大きいですが、自分が満足いく演奏をできていないこともあり、結果には納得です。精進していきます。

審査員の先生から講評もいただきました。全体へ向けての講評ですが、自分自身の課題でもあると思います。

1. 座り方。ぐらつかないように座りましょう。演奏する際の体のバランスが崩れている人がいます。
2. メロディーをアポヤンドでひく。メロディーを響かせるときには、アポヤンドで演奏するようにしましょう。このあたりの技術的なことは、分かる人に見てもらうのも良いでしょう。
3. 暗譜の弊害に気をつけましょう
声部やフレージングなどは、暗譜をすることで忘れてしまうことがあります。曲として弾けるようになってからも、楽譜を確認してひく時間を作りましょう。
4. 今日の出来で採点されます。本番で良い演奏ができるように頑張りましょう。
5. 左右の指のタイミングを合わせることが欠如している箇所が見られました。うまくコントロールできるように基礎練習をしっかりしましょう。
6. 楽しく演奏する。ギタリストとして楽しむ。壇上に上がるとギタリストになりきる。こうすることで、自然と豊かな表現になり、観客と演奏を楽しめるでしょう。
7. 音のバランス。メロディーが損なわれる場面があるので気をつけましょう。

どれも自分にも当てはまるように感じました。今後は、
基礎練習として、両手の連動を高め、無駄のない動きで演奏する、アポヤンドでの演奏の精度を高めるために、セゴビアスケールの練習をする。
安易に楽譜を暗譜してしまわず、正確に細かく楽譜を見ていく。その中で表現方法を工夫していく。
本番の演奏を楽しむために、気持ちを作っていく。基礎の力が高まり、自分が表現したいことが明確に慣れば、後はそれを聴いてくれる人と楽しめるように演奏するという段階になります。日々の積み重ねが当日のパフォーマンスをつくるということを肝に銘じて練習をしていきたいです。

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