年金事務所に行って追納について聞いてみました。追納は10年以内なら可能です。
年金の追納
FPの勉強をしている中で、「追納」という制度を改めて知りました。大学院を終了してすぐに公立学校の教員として仕事を始めたため、国民年金を納めたことはありません。社会保障や年金の制度を正しく理解するために、年金事務所に行って追納について聞いてみました。
国民年金は20歳を超えると納付する必要がありますが、学生の間は「学生納付特例制度」を使うことで年金を収める必要がありません。ただし、その期間は納付をしていないことになるため、将来の年金がその分少なくなることになります。
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150514.html
年間約10万円の年金
大学で4年間、大学院で2年間学生をしていた私の場合、90万円近い納付特例を受けていたことになります。年金事務所に伺ったところ、一括ではなく分割で納付することも可能とのことでした。
そこで気になるのは、全額納付した場合、将来年金として返ってくる金額はいくらくらいかということです。試算をしてもらうと、約10万円ほどということが分かりました。10年間ほど年金を受給すれば納付した金額と同じだけ受け取れることになります。
年金は、個人としての価値観で見ることもできますが、社会保障やセーフティーネットとしての役割もあるものです。追納するかどうか、様々な視点から検討しようと感じました。