Twitterなどで見かける、「けテぶれ」宿題革命!を読んでみました。勉強の仕方を教えて、自律的な学習者を目指す興味深い取り組みでした。教員として、1つの軸を持って同じ指導をすることで、子どもが成長するのだろうと感じました。
けテぶれとは
けテぶれは、子どもに主体的に学習をする方法を教える指導法です。私が色々と書くよりも、筆者である葛原先生のnoteを読むほうがわかりやすいと思います。
け:計画
テ:テスト
ぶ:分析
れ:練習
の頭文字を取り、学習する方法を指導していきます。
宿題をけてぶれで行うことで、学校での学びと主体的な学び(けテぶれ)をつないでいきます。
自分の学校へ繋げられるか
私の勤務する学校では、全校をあげて見開き1ページの自主学習を出しています。この学習と「けテぶれ学習法」の親和性はかなり高いと感じました。
何のための学習かを考えさせる
まずは、私の学校で行っている自主学習の意義を再度確認をしていきます。 「けテぶれ学習法」 はテストに向けた学習と念頭に置いていましたが、私の学校では、自身の興味関心のある内容、勉強したい内容を勉強することになっています。その点で、自分でテーマを決めた調べ学習等も多く見られます。
調べ学習の良さをそのまま継続するためにも、「何のために自主学習をするのか」といったことを再度子どもたちと共有できると良いと感じました。テストにつなげたり、自分の身近な興味を深めたりといったことにつなげていきたいです。
自分で学習を調整する
「けテぶれ学習法」 のもうひとつの特徴は、自己調整学習です。しっかりと整理して、実践しやすいように組まれています。
自分が勉強しようと感じたこと(け)に対し、自分でチェック(テ)をして、その結果を分析(ぶ)し、必要であればさらに練習(れ)を重ねていきます。
本の中にも紹介をされていましたが、学年によって、上記のサイクルを回すことや、正確にテ(採点も含め)できるようになることなど、目標を変えていきます。自分が担当しているのは低学年で、自分で正確な丸付けをすることにまだ難しさがあります。ここを鍛えるのも良いかと思いました。
けテぶれの交流をする
宿題交流会という形で、「けテぶれ学習法」の交流会をすると、仲間同士で刺激になるようです。少人数のグループや教室で移動をしながら、他の人がどのような学習に取り組んでいるのか説明を聞いていきます。他の人の取り組みを見て、自身の取り組みを向上させるきっかけになりそうです。
今年は1人1台端末が導入されているので、Google Formなどとも連携をさせて、全校や学年の取り組みにすることもできるかと感じました。