ニャーゴの音読劇を公開授業で行いました。自分の振り返りを書いていきます。
めあての導入
本時のめあてで、「音読発表会に向けて、場面を想像できる音読の練習をしよう」という内容のめあてを出したいと考えていました。ただ、「場面を想像する」というキーワードがなかなか出てきませんでした。単元を通して、第3次に音読発表会をする、そのために場面をしっかり読むということを押さえられるようにしたかったと感じました。
ルーブリックの共有
今回初めてルーブリックを使って授業を行いました。音読劇の内容を、「読み方(知識・理解)」と「場面の想像(思考・表現・判断)」に分けて、子どもと共有しながら評価基準のすり合わせをしてみたいと考えていました。
結果、低学年の児童にはルーブリックの共有や自分の音読を客観的に見ることは難しい面があると感じました。「読み方@」「想像」の2つの軸に評価が別れているということも十分に理解できていなかった子どもも多かったようです。日頃からルーブリックや自分の活動を振り返る時間を取ることで、活動がもっと実りのあるものになるかと感じました。
活動時間の区切り
音読練習の時間で、練習・録画・振り返りの3つを行いたいと考えていましたが、すぐに録画をしてしまい、見直して自分の音読を改善していくということまではできませんでした。活動時間を区切って、練習の時間・録画の時間・録画の見直しと振り返りの時間にすると良かったと感じました。
また、国語の授業である以上、音読劇の表現の根拠も本文中にあるべきです。同じ「ニャーゴ」の言い方でも、どのように表現するのか、本文に立ち返ってグループで考えることで、読みを深めていけると感じました。読みを深めることを考えると、Chromebookを使用しなくても良かったかもしれません。
Chromebookの良さ:リアルタイム同期
Chromebookの強みの1つはリアルタイム同期にあります。子どもがクラスルームに提出した課題を、すぐにその場で全体に見せることができます。これを活用すると、子どもの移動時間や練習時間、本番での緊張なども含め、時間が短縮でき、効率的に全体での共有ができると感じています。今後の可能性として、より効果的な運用方法を考えていきたいです。