生活科の授業ではおもちゃをつくります。異学年交流として、例年であれば1年生と一緒に作ったおもちゃを使う時間がありますが、今年はどうでしょうか…。
教材研究としておもちゃを作っていると、中学校との子どもの年齢の違いを改めて感じました。
事前準備
事前準備として、「とことこ車」をつくってみました。プラスチックの空き容器に穴を開けて、電池を輪ゴムを通してつくるおもちゃです。チョロQのような動きをします。
作ってみると、きりで穴を空けるのが難しいことに気が付きました。小学生の子どもが自分で開けるのは難しそうです。こういったものは、教師が事前に試しておいて、お家で開けてもらうようにお願いするか、授業中に開けるかを決めていくほうが滞りなく授業が進みます。小学校低学年を教えていると、事前に自分が一度取り組んで見ることの重要性を感じることが多いです。
お家への連絡
生活科のおもちゃづくりでは、教科書や教師が作った例のおもちゃを参考に、自分で作りたいおもちゃを作ることになります。全ての子どもが作りたいおもちゃの材料を教員側で準備をすることは難しいです。そのため、お家から持ってきてもらうことになります。中学校で勤務していた経験では、英語しか教えていないためか、家から子どもが別々のものを持ってくるお願いをしたことはありませんでした。こういったところでも、小中の違いを感じました。
安全面
授業で子どもたちがおもちゃづくりをするときには、安全面での配慮が必要です。先に上げた「とことこ車」で使うような、きりやかるこなどの道具を使うときには、安全に使えるような声掛けや配慮が必要です。友達との距離を取る、道具を使うときには、顔に向かって道具を使わないなどのルールを、授業のはじめにすることが必要です。