日々の業務に追われているとじっくりと目にする機会が少ない指導書ですが、内容は重質しておりうまく使えると仕事の効率化ができます。年間の指導計画や、評価基準、プリントデータなど、あるものは活用して授業を行っていきたいです。
中学校では自分の教科(英語)と道徳くらいしか手にとっていませんでした。小学校ではもちろん全教科です。2年生だと、国語・算数・生活・体育・音楽・書写・図工・道徳・図書の授業があります。図書以外では、指導書があるかと思います。
教師用指導書
研究編と指導編に分かれていることも多いです。研究編では、その題材や教材のねらいや、背景情報などが書いてあります。研究授業を行ったり、より深い内容に入るときに参考になります。ちょっとした豆知識として子どもに披露することもできます。
指導編は、年間計画や評価規準、学習活動などが書いてあります。特に新指導要領になり評価の規準等が変わったため、参考にすることがあります。個人的には、データとして使うことが多いので、付属のDVDなどからコッピーすることがあります。
実際の授業では、いわゆる「赤刷」というような、子供用の教科書と似たデザインで、授業の流れが書いているものを参考にすることが多いです。上記2冊はその補足や詳しい情報が書いてある冊子です。
年間計画と評価規準
指導書や付属のデータ、教科書会社のHPに載っています。どのような順番でどのような教材を扱うかを整理したものです。これを頭に入れておくと、1つ1つの内容のつながりを考えながら授業を行うことができます。個人的なイメージは設計図に近いです。
付属のデータ
これを必ずチェックするようにしたいです。普段作っているワークシートは、この付属のデータの中に類似したものがあることがよくあります。そのデータを少し改作するだけで、教材を作れたのに…と後悔したことは一度や二度ではありません。便利な動画のサイトの紹介だったり、発展課題だったりを見つけることができることもあります。ネットや図書館で情報を集める前に、中身を確認しておきたいです。
教材会社によっては、教科書のルビ付きのデータがあったり、ワークシートや振り返りシートを準備しているものもありました。便利すぎてもっと早く知りたかったです。