マスタークラスの動画をオンラインで視聴しました。マスタークラスの様子が分かり、機械があれば受講してみたいと思いました。
音の方向性・重なり
メロディーラインでの単音が続くフレーズや和音進行など、1つ1つのフレーズやまとまりで表現を考えていきます。例えば同じ音が続くフレーズではだんだん音を強くすると盛り上がって聞こえることがあります。さらに音を硬くするなどの表現の変化をつけることで、より魅力的な演奏になります。和音の表現を考える際には、その和音が緊張の和音か弛緩の和音かを考えて表現を工夫します。
テクニック
装飾音も含めて拍に合わせるように演奏します。例えばスライドなどが曲中にある場合は、スライドが終わってから、楽譜に実音で表記されている音が拍に乗るように演奏をすると、演奏が整って聞こえます。
ギターの演奏では右手のテクニックも重要です。親指の爪の角度によって音の深さや響きが変わってきます。自分の表現したい音になっているかをよく聞いて演奏します。ラスゲアートも手やつめの方向性で和音の音の鋭さが変わってきます。
ハーモニクスについても教えてもらいました。ギターの特性上、倍音が出ないためハーモニクスの音が鳴りにくいデッドスポットになるような箇所がところどころに存在します。そういったところでハーモニクスを弾いていないかを確認します。なお、そのような倍音が出ない場所で演奏をすると、音の響きが濁りなく、深い感じになります。
メンタル
練習の時と本番の時との弾き方の違いについても触れられていました。演奏する人自身が楽しく演奏できるように、毎回表現を考えながら演奏します。ホールの大きさや観客の雰囲気に合わせた演奏ができるようになると、自分も楽しく、聴いていて飽きがこない演奏にいなるそうです。そのためにはいろいろな演奏を聴くほか、自分の中で技術と音楽のストックを作ることが重要になるのだろうなと思います。