先日のJASTECの中部大会に参加して、GIGAスクール構想が教育データの整備につながっていると知りました。想像以上の壮大な構想で、これからどうなっていくのか想像が難しいです。大きなうねりの中にいるのだと感じました。
教育データ利活用ロードマップ
私自身も全く知りませんでしたが、令和4年の1月にデジタル庁が総務省や文部科学省、経済産業省と連盟で教育データ利活用ロードマップを策定していました。報告書自体はPDFで50ページ以上にわたり、「教育データ」が学校教育を超えて、社会全体でいつでもどこでも誰でも、その人にあった学びができるようになるようです。
正直、壮大過ぎてイメージがつきにくい部分もあります。塾や習い事、学校といったこれまでバラバラ出会った情報が一元化されていくようです。Googleの理念を究極に追い求めたらその様になるのかなといった印象です。実際にその様になるのはワクワクするような、少し怖いような感じです。どうなるのか非常に興味深いです。
2022年度には…
ロードマップのポイントを見ると2022年度2030年度の変化が示されていました。
2022年度の変化はイメージがまだ付きやすいです。様々な調査や教育がオンラインで行われるようになり、オンラインベースの学びやCBTが充実していきます。
同時にそれをもとにした働き方改革も進むそうですが、初めてのものになれる時間も必要なのでその分大変な時期なのかなという感じもします。
2030年には…
2030年度になると今までのイメージが大きく拡張され、教育データが学校にとどまらず社会教育全般に及ぶようになるようです。学びの形も大きく変容し、学校や教育の姿も変わっていくのではないかと感じました。
考えてみれば、学校が持っている情報と役所が得ている情報、塾など持っている情報がばらばらで、同じようなことの二度手間、三度手間が身近にはあるのかなと感じます。そういったことが全部「スッキリ」していくのでしょうか。