3分間でわかる新しい評価の観点と必要なこと総則編

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中学校での新しい評価の方法はどうなるの?

今年の4月から中学校の評価の基準が変わります。 その参考資料として、国立教育政策研究所の「指導と評価の一体化」のための 学習評価に関する参考資料があります。今回は、それを読んで教科担当の教員が意識しておくと良いと感じたことをまとめていきます。私自身の教科が英語なので、内容は英語科よりになります。

年間の見通しを持って授業をする

私自身の経験にもなりますが、その日その日の授業で手一杯になり、年間の見通しを持ちながら授業をしていくことが難しい時期がありました。

新学習指導要領においては、教科ごとの目標を意識して、その目標を達成するために内容ごとのまとまりを評価していくことの重要性が示されています。内容のまとまりをどのような形で見とるかと言う、評価場面や評価方法の工夫が求められています。

新しい評価の観点を整理する

新学習指導要領では、従来の4観点による評価から3観点による評価に変更になります。

3観点の具体を知る

文科省「児童生徒の学習評価の在り方について」報告書を公表 2枚目の写真・画像 | リセマム

・知識技能:各教科等における学習の過程を通した知識及び技能の習得状況について評価を行う

他の学習や生活の場面でも活用できる程度に概念等を理解したり,技能を習得したりしているかについても評価する

具体的な方法・ペーパーテスト,表現活動など

・思考判断表現:

各教科等の知識及び技能を活用して課題を解決する等のために必要な思考力,判断力,表現力等を身に付けているかを評価する

具体的な方法・パフォーマンス課題,ポートフォリオなど

・主体的に学習に向かう態度: 

知識及び技能を習得したり, 思考力,判断力,表現力等を身に付けたりするために,自らの学習状況を把握し,学習の進め方について試行錯誤するなど自らの学習を調整しながら,学ぼうとしているかどうかという意思的な側面を評価する

特に主体的に学習に向かう態度について

粘り強さ,自己調整の2つの側面から見る必要がある。

新学習指導要領に対応した学習評価 (小・中学校編)

評価の方針も子どもや保護者と共有しよう

学習評価の方針を事前に児童生徒と共有する場面を必要に応じて設けることが求められており,児童生徒に評価の結果をフィードバックする際にも,どのような方 針によって評価したのかを改めて児童生徒に共有することも重要

感想・まとめ

新しい評価規準になると大変なことが多いと思います。ただ個人的には、うまく運用できれば、次のようなポジティブな面もあると考えています。

1.適切な目標を設定し、それを子どもと共有することで,同じゴールを目指して学習をすることができるようになる。

2.卒業後も、自ら学ぶことができる人間になるように導くことができる

3.学びで得た知識を、実際の生活場面でより活用できるようになる。

少しでもよりよい活動になるように、共に工夫をしていければと思います。

参考資料

国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料

https://www.nier.go.jp/kaihatsu/shidousiryou.html

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