Sor Op.60 No.21のレッスンでした。メトロノームを使って練習もしていきたいです。
メトロノームを聴く・リズムは骨格
自分の演奏でいっぱいいっぱいになっていると、リズムが安定しません。運指ばかりに気を取られて、リズムをカウントできていないようです。
「リズムは骨格」ということを意識して、安定したリズムで演奏できるようにしたいです。そのためには、メトロノームをよく「聴いて」、メトロノームと一緒に合奏をするつもりで演奏できるようになればいいのかなと思いました。
リズムを意識して演奏できるようになるためには、拍での「アクセント」を強調した練習も効果があるようです。
頭では分かっていても実際にするのは難しいところです。。。
肘をうまく使ってポジション移動
中間部の最後に12フレットからローポジションへの大きなポジション移動があります。ここは肘をうまく使って大きく移動をしたいところです。
単に移動させるだけでなく、左手を先に押弦する意識を持つことで、音がビビることを防ぐことができます。また、内声のドの音のつながりなども演奏しながら意識できるようになると、より整った演奏になります。
開放弦の消音
シやミの音の開放弦の消音が必要になります。これらはaの指を使って消音します。安定して同じように消音できるように練習をします。
メロディーラインをつくる
消音やリズムを考えながらも、当然メロディーラインを強調することも必要です。メロディーラインのフレーズはmやaの指で、弾くときの角度も注意しながら演奏できるようにします。
開放弦の音は、他の音よりも強く鋭くなりがちなので、不自然にならないように特に注意が必要です。今回の曲では、消音と伸ばす音を明確に弾き分けをしながらメロディーラインの音を演奏していきます。
インテンポで演奏できないとき…
大きな考え方の枠組として、インテンポで演奏できていないときには、周りの音を「聴けて」いません。自分の指の運動に精一杯になり、「音楽」とはいえない状態になっています。この点が自分にとっての大きな課題です。「音のつながり」として演奏を聞いた時に不自然な状態が残ってしまうので、「骨格としてのリズムを保つ」、運指や個々の発音は音楽としての表現をするためのものというような思考の転換が大切になってくるかもしれません。