道徳の授業では所見を書くことになります。今回は、組み合わせを使って作成する方法を考えてみました。全体的な事柄と題材についての文の組み合わせて文章をつくります。そこから手作業で個人に合う形に変えていきます。データもまたつくってみようと思います。
全体的なことがら
道徳に関係する全体的な事柄を記述します。
例えば、授業の様子として、
登場人物と自分の考え、友だちの考えを比べながら、真剣に自分ならどのように行動するのかを考え、ノートに記述をしていました。
などの文を作成します。
授業の様子、班活動の様子、役割演技、ノートへの記述などの観点から、それぞれ4つ程度文を作成すると、全部で16文が完成します。
大分県の教育委員会では、よい所見の書き方の例を提示しています。
題材について
特に子どもの記述や学びなどが顕著だった題材についての一文も作成します。
例えば、挨拶の重要性について書かれた「あいさつ」という題材があった場合、
「あいさつ」では、誰に対しても気持ちのよい挨拶をすることで、相手だけでなく自分自身も気持ちがよい一日を過ごせるということを感じ、毎朝の挨拶を元気よく行おうと考えました。
などの文を、授業で扱った題材の数だけ作成します。30回道徳の授業を行った場合は、30この文が作成できることになります。
16の全体的な事柄の文と30の題材の文をかけ合わせると、480通りの文章が作成できることになります。最後に完成した文章を読み返して、不自然だったり加筆したいところを修正すると、所見が完成します。学校によっては、道徳の題材文を2文加えるところもあると思います。その場合は、さらにパターンがたくさんできることになります。
冬休みの間にエクセルシートも作成しようかな。